乳がんの手術方法その2 乳がん

乳がんの早期発見と治療ついて説明しています。

乳がんの手術方法その2

乳がんになってしまった場合、受ける手術についてお話しています。

先ほど説明した腫瘍核出術はしこりだけを摘出し、乳房部分切除術はしこりとその周辺を切除する手術です。

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両方とも乳房を残す手術ですから、女性にはありがたい手術だと思います。

温存手術とは反対に、乳房を切除しなければならない場合もあります。
二つの乳房のうち、乳がんが発症している方の乳房をすべて切除する手術を単純乳房切除術と言います。
この場合、わきの下にあるリンパ節は切除しません。

また、ハルステッド法と呼ばれている胸筋合併乳房切除術は、乳がんの手術では昔の一般的な方法でした。
乳房、わきの下のリンパ節、大胸筋、小胸筋もすべて切除する手術です。
乳がんが胸の筋肉まで転移しているケースに行われる手術です。

この手術方法を発見したハルステッド医師の名前からハルステッド法と呼ばれています。
乳がんの標準術式としてかつて世界中で使われていた手術方法です。
現在では、このような広範囲を切除しても、それほど治療の成績が上がらないことが判明しました。
乳がんがかなり進行していて、胸筋にまで達している場合だけ、行われる手術法です。

昔、乳がんになってしまったら、このように大きい範囲での切除手術を受けなければならなかったのですね。
医学は日々、進歩していると言うことがよくわかります。

乳房を全部切除しなくていいように、乳がんが早期発見出来るよう、自分自身で気をつけましょう。


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